ポリオの副作用
ポリオとは病気の急性灰白髄炎(Poliomyelitis)の省略形で、一般には脊髄性小児麻痺(略して小児麻痺)と呼ばれることが多いです。
小児しかかからない病気というわけではなく大人でもかかりますが、5歳以下の小児の罹患率が高かったことからこの名称が付きました。発病初期の症状は発熱、頭や背中の痛み、発汗、倦怠感、嘔吐、下痢などであり、風邪に似た症状です。熱が下がる頃に足や腕に弛緩性の麻痺が起こり、重症の場合は胸の筋肉や横隔膜まで麻痺したり、ウイルスが呼吸中枢のある延髄まで入り呼吸運動困難になって死亡するという場合も。
日本においては1980年に自然感染によるポリオが根絶され、現在ではワクチンからの二次感染でしか発症していないそうです。そのポリオワクチン副作用について深刻に問題化されたのは平成12年のある事例でした。
ポリオの予防接種で副反応
平成12年5月、福岡県内においてポリオワクチン接種後に急性脳症を発症し10日目に死亡した3歳2カ月女児と、無菌性髄膜炎を発症し、引き続き右下肢の急性弛緩性麻痺例が見られた一歳1カ月男児の報告が挙がったのです。
これを受けて福岡県は「ポリオワクチン接種に伴う副反応例の可能性が否定できない」としてワクチン予防接種の一時中止を決めました。その後の調査では因果関係は否定され、予防接種も再開されましたが、この事例の影響は大きく接種を見合わせる親も多くなりました。
このように、服用後体内に増えたウィルスが脳脊髄に達しマヒを引き起こす場合が450万人以上の投与に対して1人程度の割合で起こる可能性があります。その他、ポリオワクチンには副作用として下痢、発熱、食欲不振などがあったり、感染者の排泄した便を介して、周囲に感染を広める危険性があります。
ポリオワクチンの注意事項
特に布オムツを使っている幼児の場合、便にウイルスが混じるため接種後は紙おむつにしたり、使い捨てのガーゼを敷いたりして対応し、おむつ処理の際は手洗いをまめにすることです。
親が昭和50年〜52年生まれの場合はポリオに対する免疫が低いので慎重にして下さい。また親自身がワクチンの追加接種を受けられることをお勧めします。また、指しゃぶりでなめた指やよだれで(ごくまれですが)他人が感染する危険があります。
その他よく掲示板などで質問が挙がっているのは「接種当日はお風呂に入れてもいいか?」「お風呂で感染しないか?」ということですが、入浴制限はありません。またお風呂で感染する可能性はとても低いですが、ゼロではないのでお風呂を出る時、シャワーをよくかかって下さい。
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